「髪を切りに来ました。」第3巻がリリースされます！

「髪を切りに来ました。」第3巻

2021年4月5日リリース!!

定価680円+税

■【試し読み】【紙版&電子版を購入】はこちらからどうぞ♪

※試し読みは、発売日以降にできるようになります

白泉社様「メロディ」さんにて連載中の作品、「髪を切りに来ました。」の単行本3巻が発売されます！

——–

離島では水は
命の水なんだよって
ばあちゃんがよく言ってた

ここは、
いい島だよ。

沖縄の離島「ハルタ島」にやって来たちょっと訳あり親子の春田睦(りく)さんと一星(いっせい)君。

波留田村に暮らしてひと月ほど経ち、睦さんは青年会の集まりへ呼ばれることになりました。島の人たちとの正式なご挨拶と聞いて気を引き締めて臨みます。
睦さんの方からも、思い切って、料理を教わりにご近所さんへ伺ってみたり。
東京では仕事一筋で気の張る毎日だった睦さんですが、東京とは違い、ゆったり流れる時間、人付き合いの多い島の暮らしに一生懸命馴染もうと不器用に頑張っているようです。

一方の一星君は、海釣りでお世話になった漁師の家のナギ君と再会します。
ナギ君は中学生で一星君より少しお兄さん。生まれた時から島暮らしで東京への進学を目指しています。
学年も育った環境も違う二人ですが、口数少なく一見クールなナギ君と、お喋りが苦手な一星君。なんだか気が合うようで、時々一緒に過ごすようになりました。島のことも色々教えてくれます。東京の生活では得られなかった、友達と一緒に楽しく過ごす時間。外へ出かける機会が増えて充実しているようです。

島に留学してきてからの一星くんの成長がとても嬉しいと感じる一方で、何かわからない気持ちを心のそこに覚え始める睦さん…。
そんな睦さんのお店へ、いろいろな人が訪ねてくるようになりました。全員がお客さんとは限らないけれど、遠巻きにされていた頃から随分と賑やかになりました。髪を切り、言葉を交わしていく中で、睦さんも少しずつ肩の力を抜いて過ごす事が出来るようになってきたかもしれません。
・
・
島で生きることは、決して幸せなことばかりではないけれど…
みんなが支えあって生きている小さな美しいこの島で、
睦さんと一星君は今日もいろんな人に出会って日々生活し、暮らしていきます。

——–

「髪を切りに来ました。」3巻から、少しだけ内容をご紹介しちゃいます☆