「雪にツバサ」vol.5　本日発売開始！

傷つくこともなかったろう。



講談社 週刊ヤングマガジンさんにて連載中の「雪にツバサ」の第5巻がいよいよ発売です！
とある街の小さな温泉街に住む、
ちっぽけな超能力者である自分にコンプレックスを抱える中学生のツバサ君と
その超能力を自分の物だと勘違いしてしまった高校生の雪ちゃん。
まったりと温泉を堪能するのもつかの間
ついに超能力捜査団の前に悪霊が現れる！
巫女さん姿で奮闘する雪ちゃんと、何も知らない雪ちゃんの後ろで超能力で戦うツバサ君
果たして開かずの間の悪霊の正体とは…
開かずの間の悪霊編、ついに完結！
そして物語は新たな章へ突入！！
かつて雪ちゃんが住んでいた街、矢沢市で行われるクリスマスコンサート
矢沢で一緒に部活動をしてきた仲間との再会を楽しみにする雪ちゃん
だがその裏でうごめく黒い影…
そして雪ちゃんと矢沢の吹奏楽部の仲間達との過去
雪ちゃん史上最大のピンチにツバサ君が立ち上がります
「雪にツバサ」史上、最もほぼ全編ほっこりした第５巻！！


「──先輩、この小さな超能力〈チカラ〉は・・先輩を守る事が
・・出来ますか──」


………………
CONTENTS
1st Song「この中に何か居るんだべか？」
2nd Song「絶交だよ（｀へ´）!!」
3rd Song「お母さん…」
4th Song「‥‥‥‥」
5th Song「会える」
6th Song「ブラバンにかけるのよ」
7th Song「早く　早く　早く」
8th Song「あったかいな‥‥」
9th Song「‥急がなきゃ‥早く‥早く!」
………………

今回も特別にちょっとだけ第5巻の内容をご紹介しちゃいます！






ツバサ君のお母さんも活躍してる…かも？！






「「「メリークリスマス☆」」」
ほんのちょっと明かされる雪ちゃんの過去！
驚きと波乱の展開に、今回もますます見逃せません！
第5巻は雑誌に掲載された36話から44話までを単行本エディションとして再構成、加筆して収録しました。雑誌で読んで下さった方も、読み逃した方も、皆さん心に届くようがんばりました！
「雪にツバサ」第5巻、是非よろしくお願い致します(^▽^)ノ
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作者から5巻を読まれる方へ。
「雪にツバサ」初の、全編ほぼ ほっこりした巻です。
子供の頃の冬の日、
あまりの寒さに、小さなお小遣いをはたいて買った
カイロが、あまりの寒さから、発熱しなかったり
吹き付ける吹雪の冷たさに顔を上げられずに うつむいて、誰かの足跡をじっとたどって歩いたり
大気中の水分が凍った
あまりに澄み切ったきれいな空と山並みに
目を奪われながら歩いたり
部活で、走っているのに 日が落ちた後の空気の冷却の方が早く 体温を奪われながら駆け続けたり
傘をさしてあげた、その手が冷たさを通り越して 痛みに感覚を失っても、それでも 雪の帰り道を一緒に歩いたり。
でも、決まってたどり着く場所は 暖かすぎるくらい、暖房が入った場所でした。
いつも春のような街もすてきです。 でも私は、冬は氷点下になる街で生きていたし そこで生き、歩き続けるからこそこそたどり着ける 暖かい場所があることも知っています。
あの冷たいままだったカイロは
暖かい家にたどり着くと
ばかみたいに、ほっこりと発熱をはじめました。
一緒に暖かい場所にたどり着けてよかったな。
まるで、そんなふうに。
高橋しん
（5巻あとがきより）
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