フランス…。…しん

フランス…。…しん

こんな記事を読みました…。いや、いいんですけど。漫画が世界に認められているのか、不思議な文化になっているのか…紙一重です。
フランスに登場! マンガ頭整髪剤「マンガ・ルック」

ところが、リアルにあの「マンガ頭」ができるスタイリング剤ができたようです。世界中に販売チャネルをもつgarnier(ガルニエ)という会社が開発したMANGA LOOK(マンガ・ルック)というヘアスタイリング剤!

フランス版「最終兵器彼女」を作ってくださったDELCOURT社のかたが契約にいらっしゃったときも実は、ラムちゃんのTシャツを着て、紙袋を下げたかたが来たらどうしようとか、失礼な不安を抱いていたのですが、担当さんの女性も、社長さんもとってもパリな人(?)でちょっと嬉しく、ほっとしたのを思い出しました。
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タイトルは「LARME ULTIME」。”最後の涙”という意味だそうですが、「L’ARME ULTIME」にすると”最後の兵器”という意味になるとか(うろ覚え)。最終兵器彼女ファンだという先の担当さんがものすごく考えてつけてくださったタイトルとのことで、とても気に入りました。ちなみにフランスのネット上では「タイトルの意味が違う!」とマニアの人に怒られたとへこんでらしたので、作者的にはとても嬉しいと伝えるとそれは喜んでいらっしゃいました。
フランスの出版社は漫画はアートの文化としてとても気を使って本を作ってくださるそうです。確かにほかから出していただいている海外版と比べてもとてもきれいなレベルの印刷で、一生懸命さを感じます。 昨年末に白泉社のパーティーでお会いしたやはりフランスのファンだとおっしゃる編集さんもとても熱心な方で、恐縮してしまったのを思い出しました。
>>DELCOURT社の最終兵器彼女のページ
いずれにしても、まだまだとても小さいですが漫画という文化が市場として市民権を得ていく方向の動きがあるのは確かなようです。国内の出版不況の中、出版社も少しずつ海外への市場開拓に動いているようですが、漫画家も非力ながらコンテンツをどんな形で製作し発信していくか、考えはじめる時期に来てることは確かですね。国内の問題にしても、海外の問題にしても、ネット時代の著作権保護の問題にしても、漫画コンテンツビジネスは業界全体で戦略を整え方向を見定めていかなくては…ぶつぶつ…なんて、筆が走りすぎました…。
仕事…仕事。
しん

3件のコメント

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Tetsuro Fujiwara

真先生
ご活躍のこと、大変うれしく思っています。
漫画は”おたく”文化ではあるが、れっきとした輸出もする製品ですね。今まで、国内の多くのファンに支えられてきたが、ネットワーク化の時代になった。世界の多くの青少年にも良いものを届ける視点で作品をお願いしますね。
「最終兵器彼女」映画化おめでとう。これからもがんばってください。
ふじわらでした

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たかの

最終兵器彼女について、
お便りを書いてから随分たちまして、
もう内容がいろんな意味で体に染み付いてしまいました。
フランスかあ。。なんだか、
北野たけしさんの映画もそうだけど、
そういわれれば、この作品はヨーロッパの人にも、
受け入れやすいような気がします。
今、世の中が不安定で、
文化人たちがいろいろ言っていて、
教祖を装った人が人々を洗脳したりと、
こわい世の中ですね。
せめて自分はしっかり
考えて生きたいと思っています。
しん先生の新作、久々に
読んでみようかな。

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hikari

漫画って一言で言っても様々ですよね。読者の心に響く作品ならもう立派な文化なのではないでしょうか?欧米諸国は基本的に文化水準が高いですから恐らく、こういった作品には敏感で貪欲なのでしょう。いい事だと思います。日本から世界にも評価される作品が生まれる事は喜ばしい事ですね。良い作品が色んな人達の心を込めてもらって、世の中の役に立っていってもらいたいと思っています。

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