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2007年08月31日
今日ねこ。:夏猫。2
夏休み最後の[今日ねこ。]です。
この、「夏の季節」に発売するためにわざわざ一年間も単行本化を待っていただいた「トムソーヤ」。発売開始しました。
関東地方はちょうど、夏の終わりを思わせる気候。どうぞよかったら「トムソーヤ」の中で、真夏の太陽と、そして過ぎ行く季節の物語を。一度しかないあの季節を感じてみてください。
ほんとにおすすめの夏の一冊です。
「今日ねこ。」も夏の終わり特集で、今回も数少ない、夏の間に撮影したぐったり猫さんです。
だいぶ前になってしまってみてくださってる方も少ないと思いますが、前回へのコメントみなさんありがとうございました。
・グッと近寄れてますか?この辺の猫たちは私の通勤道の猫たちなので、私(とカメラ)にすこし慣れてきたかもしれないですね。
子供の猫は警戒心が強いですが、大人は余裕の表情です。
・フィルムカメラは最終兵器彼女の頃までは資料用で使っていました。と、いってもファミリー向けの一眼レフEOS kissですけどね。お義父さんがアマチュアのカメラマンなので、おすすめのレンズ等教えてもらって買ったものです。
でも、作品を撮るという訳ではなく、どうしても漫画の資料取りがメインなので、デジカメへの移行は必須になってしまいますね。一度のロケハンでものすごい枚数を撮るので、フィルム代から現像代までたくさんお金がかかるのと、なんといっても失敗写真の確認が現場でできないのが、致命傷になったりします。特にデジタル処理して漫画の背景などに使うものは露出やコントラストの状態がとても重要なのです。現在はウチのkissもデジタルになっていますが、お気に入りのレンズは引き続き使えています。こうゆうのも一眼レフのいいところですね。
近頃はプロやアマチュア用の写真環境も、一般のデジタル人口が増えたことによるコストバランスの悪化により、デジタル化せざるを得なくなっているそうです。そのためお義父さんのお気に入りだったフィルムや印画紙が生産減〜中止に追い込まれ、作品を作るのもままならなくなってきたそうです。プロやアマチュアの方は製品が高価でもそれなりにお金をかけますが、しかし製品の製造コストをまかないきることはできず、そうした環境を下支えしているのは、一般のお客さんなんですね。
・コンパクトカメラを買い替える時にとくに重視したのはボケの部分の滑らかさや表現が私の趣味に合うかです。カタログ的性能ではすごくて扱いやすく、安いものもたくさんあるのですが、意外と合致するものが少なく、たくさんのサンプルを比較して今のカメラに決めました。
とか言ってますが、私の使い方は散歩カメラで、散歩しながらあっと思ったときにぱちりとするだけなので、露出や絞りなどに気を使えない安易なものです。私も少しずつ勉強して思い通りの写真をてきぱきと撮れるようになりたいです…猫が逃げない間に。
・「きみのカケラ」六巻もう読んでいただけましたでしょうか。七巻、そして続刊はもっと早くお届けできるよう現在準備を着々と進めています。今回の六巻自体がシロにとっては、大きな伏線になっています。それを希望に変えられるよう、イコロとシロは小さな体でがんばります。よろしければ、最後までもう少しです。子供たちの先を見届けていただけると嬉しいです。
実験的に、.Macというアップルの提供するウェブサービスを利用して「今日ねこ。@.mac別館」を更新しています。
「今日ねこ。@.mac別館」では、今までの「今日ねこ。」でもスペースの関係で採用できなかった写真を増やしてあります。ギャラリーから観られます。よかったら、どうぞ。
…すいません。仕事します。
しん
「きみのカケラ6巻」&「トムソーヤ」単行本 発売記念!!
サイズは1024*768です。
2007 (c) Shin Takahashi.
>>携帯の待ち受けはこちらから
--注--この画像の著作権は高橋しん及び小学館に帰属します。個人で楽しむ以外の、転載、販売は著作権法違反となりますので、御注意ください。
『きみのカケラ6巻』&『トムソーヤ』
今度はなんと発売を記念した壁紙です!
一部の書店さんにて「トムソーヤ」を買ってくださった読者さんに、数量限定で配られている描き下ろしメッセージペーパーを素材にカラーバージョンで壁紙にしました♪
夏の似合う男の子!トムソーヤのタロ君と、めずらしい季節にびっくり気味の!?イコロちゃんとシロ君。ぜひぜひデスクトップに飾ってあげてくださいね♪
ちなみに近くの書店では見つからない!という方のために…
オンラインショップの「Jbook」でも、「トムソーヤ」単行本のみ数量限定でペーパー付きで販売しているそうですよ☆
>>Jbooks:トムソーヤ【数量限定特典:著者描き下ろしペーパー付】
まだ取り扱っている模様ですので、ぜひぜひこの機会にお見逃しなく!チェックしてみてくださいね〜(^∇^)ノ♪
2007年08月29日
「トムソーヤ」
SHIN Presents! 新作読み切りシリーズ「トムソーヤ」
2007年8月29日リリース!!
定価800円(税込み)
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>セブンアンドアイ >amazon.co.jp >e-hon >Mana House >ブックサイト三省堂 >boople >JUNKDO BOOK WEB |
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トムソーヤ。君は、あの夏の名前。
あの名作を日本を舞台に大胆脚色!タロとハルの心にしみるひと夏の物語。[白泉社『メロディ』単行本告知より]
夏の初め。突然の母の葬式のため、帰りたくなかった故郷を訪れたハルは、田舎町の少年たちの中で肌の白さが印象的な少年タロと出会う。ある夜二人は思いがけない大事件に遭遇し、その秘密を守ろうと血の誓いをする…。誰にも話せない秘密を共有した二人は少しずつ心を通わせていくが…?
誰もが通過し、夢見てきた日常から飛び出した子供達だけの暮らしが生み出す、眩しい喜びと、そして、奥底にたしかに流れる不安と。
夏の小さな町の美しく眩しい自然を背景に、世代も性別も違うふたりがノスタルジックな「少年時代」を描きだしていく。
大人も子供もいつしか置き忘れて来た、「あの夏」のストーリーは、この本にあふれるほどつまっています。
2004年11月から2006年4月にかけてメロディで発表された読み切りシリーズ「トムソーヤ」が、この夏いよいよ単行本化です!!
名作「トム・ソーヤーの冒険」を新解釈で漫画化…という、しん先生が何年も前から暖めていた企画に、先生制作指揮のもとSHIN Presents!スタッフもプロットや設定などに参加し、皆で作り上げた作品です。
いつものしんプレ作品とはひと味違った「少女漫画」タッチな世界にもご注目ください。
さらに雑誌掲載時よりカラーページ1p増を含め、全364ページ中約90pの大幅増ページ&リファインにより、紙面で読まれていた方も未読の方も楽しめる作りになっています!!
単行本は「いいひと。」や「最終兵器彼女」と一緒に並べていただけるよう、同じB6判サイズにしていただきました。
SHIN Presents!皆の思いのこもった新しい「トムソーヤ」を、是非お楽しみください!
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CONTENTS
第一章 74p
第二章 51p
第三章前編 60p
第三章後編 45p
最終章前編 67p
最終章後編 69p
少年時代からの記憶が、一つの作品になりました。
中学時代。陸上部の長距離チームの仲間とともに、イカダをつくり、地図を広げ、お弁当を用意し、胸をドキドキさせながら船出をした日。あの日の鼓動は、水面の向こうあるだろう冒険と危険のどちらに対しての想いだったんだろう。
この物語は説明するまでもない少年文学の名作、マーク・トウェインの『トム・ソーヤーの冒険』をベースにしています。少年時代からの夢であった漫画家になってから、やはり少年時代とても影響を受けたこの冒険を、自分の手で何かの形にしたいとずっと思っていました。「(気持ち的に)構想15年の大作」ということでしょうか。
気持ち的にはおいといて。この作品が今の少女マンガの形になった詳細は長くなるので省きますが、企画当初『きみのカケラ』という少年マンガ作品を数ヶ月単位、単行本描き下ろし状態で制作しており、まだ若いスタッフ達にもう少し短いサイクルで仕事の充実感を感じられる作品を用意してあげたいというのが直接のきっかけでした。今までのフィールドではない少女マンガ誌ですが当時月刊誌であった『メロディ』さんに企画を持ち込ませていただいて、私とスタッフはもちろん担当・高木さんも含めてみんなでわいわいやりながら企画・構想を練り込み、それを私が作品の形になるようにまとめて行くという作業の繰り返しの中で、この本に収録されているモノの何倍にもなるかというシーンが立ち上がりました。それを章ごとのプロットに起こし、プロットをもとにスタッフ皆でもの凄い量のイメージボードを描き、それをまた皆で並べて展開を話し合い、まとめ、皆で分け合ってネームを書き、そのあふれて、落ち着きが無く、元気でナイーブなまさにタロそのもののネーム達を、最後に私が四苦八苦しつつ作品の形にまとめるという…何重にも渡っての、スタッフとのいわばセッションを重ねて、作り上げた作品。とてつもない回り道と、たくさんの無駄と、でもそうしなくては気がつかず得られないだろう道端の、きらきらとした小石や貝殻たちを丁寧に集めた、まさに(気持ちだけは)トム・ソーヤーの名に恥じない──それがこの本『トムソーヤ』だと思っています。
作者は便宜上「高橋しん」になっていますが、スタッフロールに載せさせていただいた、すべての人が、この本『トムソーヤ』の主人公であり、作家であり、作者です。ありがとうございました。そして、おつかれさまでした。
少年の頃に芽生えた、小さな冒険の芽が育ったちょっと厚みがあるこの本を。この本に参加した、たくさんのタロとハルたちが育てたこの本を。皆さんの本棚に出来るだけ長くおいておいていただけるよう、雑誌掲載時より90ページ以上も増やして再構成し、出来るだけ手を入れ、またデザイナーの芥さんに所有する喜びを感じられる気持ちのいい装丁を施していただきました。どうぞゆっくり『トムソーヤ』をお持ち下さい。そして一年に一回でも、この季節に手に取っていただければ、嬉しく思います。
2007年 夏休みの一日
エアコンの修理の終わった事務所にて 高橋しん
─著者「あとがき」より抜粋─
【原作】マーク・トウェーン〜『トム・ソーヤーの冒険』より
【企画】高橋しん・プレゼンツ
【プロット・作画】 臼井ちひろ 石川せい子 山岡千重子 加藤南 内ヶ崎美紀 前田亜由美 長岡敦子 高橋しん
【キャラクターデザイン】臼井ちひろ 石川せい子 内ヶ崎美紀 高橋しん
【作画】臼井ちひろ 石川せい子 内ヶ崎美紀 西澤葉月 今井彩 伊藤静 鈴木理恵 田中真由 長谷川美香 石井未来 佐竹愛 鮫島慎悟 高橋まどか 並木博人 前田亜由美 長岡敦子 加藤南 倉田麻矢 三平有紀 飯塚彩 新崎三幸 佐野真希 高橋佑彰 高橋しん
【CG】山岡千重子 加藤南 金児絢 三平有紀 澁谷槙 高橋しん
【方言指導】高木靖文
【編集】高木靖文 飯田孝(白泉社)野呂乾樹(現代書院)
【装丁】芥陽子( n o t e )
【監督】高橋しん
Melody / HAKUSENSHA
一つだけ誤解の無いように。 私たちの事務所は週刊には週刊の最良の演出が、単行本には単行本の演出があるというのが制作姿勢です。
もちろん時間などの関係で出来ないことの方が多いのですが、毎週毎週過ぎていくもの、残っていくもの、それぞれの良さを生かすようにベストを尽くしたいと考えています。
週刊だけ読んでいる方は単行本の増ページ分関係なく楽しんでいただいても問題ありません。単行本は「完全版」ではなくあくまで単行本エディションとお考えください。
週刊で在って、単行本でカットされた絵、シーン、カラーイラスト、たくさんあります。
もちろん両方楽しんでもらうのが、私たちはいちばん嬉しいのです。
当ページで使用された文章、画像の無断転載はお断りいたします.
Copyright 2003-2007(c) SHIN Presents!
投稿者 sinpre : 00:00 | コメント (17)
2007年08月28日
サキドリ@トムソーヤ・コミックス 第2回
おなじみのサキドリ企画、今回もちょっと特別仕様です☆
『ちょっとだけ...サキドリ「トムソーヤ」』・第2回
屋上のタロ
サイズは1024*768です。
2007 (c) Shin Takahashi.
>>携帯の待ち受けはこちらから
--注--この画像の著作権は高橋しん及び小学館に帰属します。個人で楽しむ以外の、転載、販売は著作権法違反となりますので、御注意ください。
「サキドリ」は携帯待ち受けで私たちが描いた一番新しい作品の1コマをフライング!しちゃう企画ですが、今回は特別に「壁紙&待ち受け」でばばんとシリーズにしてお見せしちゃいます☆
第2回目は作中、屋上で昼寝しているタロくんをカラー化してみました。炎天下でもどこかシュワっと爽やか(?)な1枚を、デスクトップやケータイの画面にいかがですか?
せりふ等々皆さん想像して楽しんで下さいな。
なるべくネタばらしや、単行本読みの人が迷惑しないようなシーンをセレクトしていくつもりです。安心してお楽しみ下さいね。
◇
いよいよ明日「トムソーヤ」発売です!「きみのカケラ」ともどもよろしくお願いします(^∇^)
スタッフのひみつ日記…ゆうき
こんにちは、今年はとても暑い日々が続きましたね〜。
スタッフの地元では例年以上に蝉をみかけました。最近は鈴虫の声が聞こえ始め、まだまだ暑いながらも秋の気配を感じます^^
さてさて!いよいよ明日、単行本「トムソーヤ」が発売です!
先ほどしんプレにも一足お先に現物が届きました〜
『あの夏を忘れない━━━━!!』(帯より抜粋)
表紙裏の、灰色の厚紙がみえます。漫画では珍しいかも?です(スタッフ談)
*[PC]写真をクリックするとギャラリーが始まります。写真の左右で移動、×で終了です。
カバー下の表紙も、デザイナーさんがとても味のあるかっこ良いデザインにしてくださいました!
本文の部分で使用されている紙も白というより少し黄味のある色合いで、表紙と同じく深みのある雰囲気にしていただきました。
入手された方は是非カバーを外して表紙を確認してみてくださいね。
スタッフYが初めてしんプレで参加させていただいたのが、連載時の最終章後編だったので個人的にとても感慨深くもあります…
『みんな”トムソーヤ”になってでかけよう!
あの《夏休み》という名の王国へ━━━━!!』
よろしかったら今夏最後にもう一度、、ハルとタロの眩しいほどの冒険を、彼らと一緒にご体験ください。
ゆうき
2007年08月25日
今日ねこ。:夏猫。1
お久しぶりの[今日ねこ。]です。
これから実験的に、.Macというアップル(マックとかiPodを作ってるブランド。念のため)の提供するウェブサービスを利用して「今日ねこ。」を更新していこうかなと思っています。そこである程度写真がたまったら、ここの本家しんプレ内「今日ねこ。」にエントリーする感じで。
おまけに、「今日ねこ。@.mac別館」では、今までの「今日ねこ。」の分もスペースの関係で採用できなかった写真を増やしておきました。ギャラリーから観られます。よかったら、どうぞ。
とりあえず「きみのカケラ」6、「トムソーヤ」制作で終わってしまった、夏の間に撮った猫です。あまりの忙しさに今日ねこを更新する暇も散歩して猫を撮る時間もほとんどなかった訳ですが、ある意味結果オーライでした。
「夏の日向には、猫はいない。」

…すいません。仕事します。
しん
追伸:「きみのカケラ」六巻にたくさんの感想コメントありがとうございます。連載を始めたときから完結までのストーリーは決まっているのですが、数年前に頭に描いたストーリーがこうして少しずつですが形になり、皆さんにこうして感想を持っていただける。その幸せと責任を確認しながら、こつこつ次の巻に取り組んでいます。ありがとうございました。
「きみのカケラ」と同時制作で、みんなで作り上げた「トムソーヤ」もあと数日で本屋さんに並びます。きみのカケラは今、ストーリー的にしんどい部分を乗り越えようとしてる展開ですが、こちらは全編夏の光の中のお話です。正反対ともとれる性格の双子ですが、両方愛情込めて育てました。皆さんのもとですくすく育ってくれることを楽しみにしています。
では、夏の終わりを惜しみつつ、「トムソーヤ」を楽しんでいただけるとうれしいです。
2007年08月15日
「きみのカケラ」6直筆サイン本販売@コミケ
8月17〜19日、東京・有明ビックサイトにて行われるイベント「コミックマーケット72」の、サンデーGX企業ブース「GXブース」にて。
なんと「きみのカケラ」6巻の直筆サイン本が販売されますよ〜!
これはしん先生がせっせとサインを書いているところです。記念にパシャリ☆
*[PC]写真をクリックするとギャラリーが始まります。写真の左右で移動、×で終了です。
200冊置くとこんな感じになるんですよ〜。圧巻…!
”当たり”のサインもほんの少ーし混ざっていたりでさらにレア度アップです。
そして同じく「GXブース」にて発売されます小冊子・うらじぇねvol.4「ほしじぇね」の表紙をしん先生が描かれています☆
おまけ?に描かれていたイラストもPOP等として展示されるそうですよ。実際にどのように使用されるのかは、実はしんプレもまだわからないのですが…^^
サイン本・小冊子の販売もどちらもイベント会場限定ですので、お立ち寄りの際はぜひぜひチェックしてみてくださいね〜(^∇^)ノ
詳しい情報はこちらから…
>>GX NEWS!!
2007年08月10日
「きみのカケラ」vol.#6
SHIN Presents! Boys & Girls PROJECT!!
「きみのカケラ」
vol.#6
LOOK FOR ONE PIECE. TO THE FUTURE OF YOURS.
2007年8月10日リリース!!
定価410円(税込み)
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>s-book >boople >Amazon >セブンアンドアイ >e-hon >ブックサイト三省堂 >JUNKDO BOOK WEB |
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ここは壁に囲まれ、雪の降り続ける貧しく小さな国。
勉強はできるが泣き虫なこの国の王女イコロは、ある日未知の「ヒトガタ」と呼ばれる物体を探す戦族の3人に家を襲われ、すんでのところを助けてくれた謎の少年シロとともに伝説の「太陽」を探す旅に飛び出す。
無邪気だが記憶を失い、「何か」を探し続けることで生きているシロ。
共に生きたいと願いながらもシロを犠牲にし、自らをも残し、崩れ行く飛行体の中から「ともだち」を助け出す事が出来たイコロ。
そして禁断の飛行体「ナマズ」は壁の外を越える事なく崩壊し、イコロの行方が知れないまま幾許かの月日が流れた…
・
・
閉ざされた世界。じきに滅びを迎える世界で、それでも人々はその中で噂される「バケモノ」の影におびえ、ひたすら小さな営みを繰り返していた。
ーおねーちゃんは必ず生きている…!ー
糧を得て生き延びるため、そして生きてイコロとの約束を果たすためにシロに剣を持たせる幼い元レジスタンスの少女ヨナだったが、次第にシロの中には、戦いを繰り返し、"ヒトガタ"として舞族の少女「コロリ」と欠けたもの同士心をうめ合う中で、小さな変化が生まれていく…。
一方、大佐の率いる戦族の部隊でも徐々に不穏な動きが見え始める。壁を打ち壊し「外の世界」への道を開こうとする作戦の末、轟く咆哮の先には一体何が…!?
彼等は共に生き、共に成長し、戦いという殺伐とした世界の中で何を得ることが出来るのだろうか?
何故世界は滅びなければいけないのか。
子供達が何故生きる為に戦わなくてはならないのか。
連載時空白になっていた物語が繋がり動き出し、収束していく中で。今…最期の歯車が動き出す。
運命に抗おうとする人々の前に、「神」はただ無為に高くそびえ立つ。黎明の第6巻。
サンデーコミックス最大ページ数全224ページ中150p以上を完全描き下ろししました!
しんプレ一同による渾身の一冊を無事読者の皆様にお届け出来ることを何より嬉しく思います。
どうぞ心行くまでお楽しみ下さい。
むかしの人は「せかいはくりかえす」
そうしんじていたのだという。
くさやはながまいとしあたらしくめぶくように。
よるからあさになるように。
ぶんめいがすたれてはうまれるように。
だが、もう「せかい」はくりかえすことはない。
このちっぽけなせかいはおとなになるまえにおわってしまう。
そんなじだいにしょうねんとしょうじょは、うまれた。
このはなしは、ふたつのかけらのものがたり。
みじかいいっしょうをけんめいにいきた
しょうねんとしょうじょと…
…ついでにヨナのものがたり。
CONTENTS
Introduction 12p
第12章 52p
intermissionコロリねぇちゃん 102p
第13章 52p
..................
一年半の時間をいただきました。
その間、短編「STAR☆CHILD」、短編集「世界の果てには君と二人で」、シリーズ連載「トムソーヤ」、小説版「最終兵器彼女」の仕事等を執筆し、その合間を縫って「きみのカケラ」を完成させるためのミーティングを、スタッフとともに幾度となく重ね、構成をこの巻を含め数巻分にまとめあげました。そうして「トムソーヤ」の単行本と共に制作に入り、同時期発売にこぎ着けました。続巻を初め、最終巻もあまりお待たせせずにお届けできると考えています。また、お届けできるように同様にスタッフとともに頑張ります。今巻もヘルプスタッフさんを始め、小学館様、編集プロダクション様のお力により、そして何よりこの本を待っていていただいた、今、本を読んでくださっている方のお力で、こうして世の中に出ることが出来ました。ありがとうございます。
小さなイコロとシロの物語はあと、もう少しだけ続きます。
また続刊も、シロとイコロが何を探し当てるのか?
子供も大人も、どうぞごいっしょに冒険を楽しんで下さい。
2007 涼暮月 高橋しん
─著者「あとがき」より─
サキドリ6巻 です。
発売日まで更新されますのでお楽しみに♪
>>過去のサキドリ6巻はコチラです。
携帯でも見れるようになってますよ〜♪
>>携帯版
「きみのカケラ」Flashはこちらから。>>
新連載の時の予告フラッシュをご覧戴けます。
注意:フラッシュバージョンは最新版のプレイヤーじゃないと観れないみたいです。
一つだけ誤解の無いように。 私たちの事務所は週刊には週刊の最良の演出が、単行本には単行本の演出があるというのが制作姿勢です。
もちろん時間などの関係で出来ないことの方が多いのですが、毎週毎週過ぎていくもの、残っていくもの、それぞれの良さを生かすようにベストを尽くしたいと考えています。
週刊だけ読んでいる方は単行本の増ページ分関係なく楽しんでいただいても問題ありません。単行本は「完全版」ではなくあくまで単行本エディションとお考えください。
週刊で在って、単行本でカットされた絵、シーン、カラーイラスト、たくさんあります。
もちろん両方楽しんでもらうのが、私たちはいちばん嬉しいのです。
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Copyright 2003-2007(c) SHIN Presents!
投稿者 sinpre : 01:30 | コメント (45)
サキドリ@きみのカケラvol.6 第6回
おなじみのサキドリ企画、きみのカケラ第6巻発売に先駆けまして第6弾をお届けします☆
『ちょっとだけ...サキドリ「かけら。」』6巻・第6回
戦う、シロ。
サイズは1024*768です。
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2007 (c) Shin Takahashi.
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「サキドリ」は携帯待ち受けで私たちが描いた一番新しい作品の1コマをフライング!しちゃう企画ですが、今回は特別に「壁紙&待ち受け」でばばんとシリーズにしてお見せしちゃいます☆
第6回目も、「intermissionコロリねぇちゃん」より…武器を持つ事で戦闘モードに入ってしまう、シロ…。シロを戦わせるのはシロ自身?武器?それとも…?
せりふ等々皆さん想像して楽しんで下さいな。
なるべくネタばらしや、単行本読みの人が迷惑しないようなシーンをセレクトしていくつもりです。安心してお楽しみ下さいね。
◇
「きみのカケラ」6巻、首都圏ではいよいよ本日発売!本屋さんでお会いしましょう〜(^∇^)♪
2007年08月07日
サキドリ@きみのカケラvol.6 第4~5回
おなじみのサキドリ企画、きみのカケラ第6巻発売に先駆けまして第四、第五弾をお届けします☆
『ちょっとだけ...サキドリ「かけら。」』6巻・第4~5回
舞族の少女コロリとシロ。ふたつ。
>>携帯の待ち受けはこちらから
>>携帯の待ち受けはこちらから
サイズは1024*768です。
2007 (c) Shin Takahashi.
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「サキドリ」は携帯待ち受けで私たちが描いた一番新しい作品の1コマをフライング!しちゃう企画ですが、今回は特別に「壁紙&待ち受け」でばばんとシリーズにしてお見せしちゃいます☆
第4回目は、「intermissionコロリねぇちゃん」より…舞を踊る事がお仕事だった舞族の女の子「コロリねぇちゃん」とシロのシーンから二つ、サービスでお見せしますね。シロが同じ「ヒトガタ」だと心を寄せる少女は、シロに何をもたらすのでしょう…?
せりふ等々皆さん想像して楽しんで下さいな。
なるべくネタばらしや、単行本読みの人が迷惑しないようなシーンをセレクトしていくつもりです。安心してお楽しみ下さいね。
◇
「きみのカケラ」6巻、いよいよ発売間近となって参りました!ぜひぜひ楽しみに待っていて下さいね〜(^∇^)♪
2007年08月05日
サキドリ@トムソーヤ・コミックス 第1回
おなじみのサキドリ企画、今回もちょっと特別仕様です☆
『ちょっとだけ...サキドリ「トムソーヤ」』・第1回
トムソーヤ第一章扉
サイズは1024*768です。
2007 (c) Shin Takahashi.
>>携帯の待ち受けはこちらから
--注--この画像の著作権は高橋しん及び小学館に帰属します。個人で楽しむ以外の、転載、販売は著作権法違反となりますので、御注意ください。
「サキドリ」は携帯待ち受けで私たちが描いた一番新しい作品の1コマをフライング!しちゃう企画ですが、今回は特別に「壁紙&待ち受け」でばばんとシリーズにしてお見せしちゃいます☆
第1回目は冒頭のカラーページ。大サービスで扉見開きページ全画面壁紙化です。夏の始まりの光をデスクトップやケータイの画面にいかがですか?
せりふ等々皆さん想像して楽しんで下さいな。
なるべくネタばらしや、単行本読みの人が迷惑しないようなシーンをセレクトしていくつもりです。安心してお楽しみ下さいね。
◇
いよいよ今月「トムソーヤ」と「きみのカケラ」同月発売開始です!ぜひぜひ楽しみに待っていて下さいね〜(^∇^)
2007年08月02日
サキドリ@きみのカケラvol.6
おなじみのサキドリ企画、きみのカケラ第6巻発売に先駆けまして第三弾をお届けします☆
『ちょっとだけ...サキドリ「かけら。」』6巻・第三回
嬉しそうなシロくんの、その言葉の意味とは…?
サイズは1024*768です。
2007 (c) Shin Takahashi.
>>携帯の待ち受けはこちらから
--注--この画像の著作権は高橋しん及び小学館に帰属します。個人で楽しむ以外の、転載、販売は著作権法違反となりますので、御注意ください。
「サキドリ」は携帯待ち受けで私たちが描いた一番新しい作品の1コマをフライング!しちゃう企画ですが、今回は特別に「壁紙&待ち受け」でばばんとシリーズにしてお見せしちゃいます☆
第三回目は、「intermissionコロリねぇちゃん」より…スタッフ的にもとても印象に残った中盤のシーンから抜粋です♪戦うことで記憶を失ってしまうシロだったけど…?
せりふ等々皆さん想像して楽しんで下さいな。
なるべくネタばらしや、単行本読みの人が迷惑しないようなシーンをセレクトしていくつもりです。安心してお楽しみ下さいね。
◇
「きみのカケラ」6巻、先日告知させていただきましたが、8月に入っていよいよ発売間近となって参りました!ぜひぜひ楽しみに待っていて下さいね〜(^∇^)♪
2007年08月01日
スタッフのひみつ日記…ゆうき
お久しぶりなひみつ日記です。今日から8月ですねー
梅雨はいつまで続くんだろうと思っていたら、お昼頃にようやく関東甲信で梅雨明けしたそうですね。関東甲信越以北の皆さん、梅雨明けまでもうちょっとですよ〜!
台風がどんどん北上してきていますが、今日のしんプレ事務所周辺はカラっといいお天気です!
プールに向かう様子の家族や浴衣の方をみてると、より夏を感じられてわくわくしますね。
みなさんはどんな夏を過ごしていますか?
さてさて…きみカケとトムソーヤの単行本作業も7月に無事に終わり、長かった原稿作業もようやく一段落ついた気持ちのしんプレですが…戦いはまだ終わってないのです。
只今しんプレは、今回の2冊分で使用した膨大な量のデータの整理と保存というバックアップ作業中です!これが終わったら、ちょっとだけ長めのお休みに入ります。^^
夏といえば…スイカ!編集さんからいただいたスイカです。
とても瑞々しくて美味しかったです♪
*[PC]写真をクリックするとギャラリーが始まります。写真の左右で移動、×で終了です。
そして作業中にいただいた、元スタッフのヘルプさんや元ヘルプさんからの差し入れも!
原稿作業中は慌ただしくてご紹介できなかったのですが、いろんな方から素敵な差し入れをいただいていましたので、また後ほど改めて紹介させていただきますね。
ゆうき
2007年8月のお便りです。
--Letter corner ATTENTION--
未読の読者の方にネタバレになるところは白い文字で読みにくくさせていただいてます。カーソルで選択して反転していただければ読めるようになります。
An answer by English was written by the Translation software.I hope you will excuse any inaccuracies or improper language in the following letter.
気が向いた方はお手紙くださいね。お待ちしています。
*従来の[POST]フォームから送っていただく以外にも、このエントリーにコメントをつける形でお手紙を送っていただく事も出来ます。
更新は少しずつやってますのでのんびりお待ちください。
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