エジプト同時爆破の被害者の方のご冥福をお祈りいたします。
また負傷者、ご家族の方にお見舞い申し上げます。
誤解を恐れず言うのであれば「テロ」の言葉は現状では「敵」の言葉と変わらず、相対的なものに過ぎないと考えます。こうした事件が何故起こり続けなければならないのか、を思う時「テロに屈しない」「テロとの戦い」この、多くの国の指導者の言う「テロ」を「敵」と読み替えればわかりやすいと思います。「テロ」と呪文を唱えれば、反省も、善悪の区別もなく許される時代が早く終わって欲しいと願っています。
ロンドンで警視庁によりテロ犯として頭部に五発の銃弾を受けて死亡した男性は、現在の見解では、事件とは無関係の市民だったそうです。
残酷や、悲しみや、痛みのリスクを引き受けるのは私たちだということを。殺されそうになったのも、殺しそうになったのも、やはり私たちなのだと言うことを。無力と感じても、出来るだけ自分たちの足下に近いところから、諦めずに考え続けていくことが出来たらと思っています。
高橋しん・しんプレスタッフ一同