こんな記事を読みました…。いや、いいんですけど。漫画が世界に認められているのか、不思議な文化になっているのか…紙一重です。
ところが、リアルにあの「マンガ頭」ができるスタイリング剤ができたようです。世界中に販売チャネルをもつgarnier(ガルニエ)という会社が開発したMANGA LOOK(マンガ・ルック)というヘアスタイリング剤!
フランス版「最終兵器彼女」を作ってくださったDELCOURT社のかたが契約にいらっしゃったときも実は、ラムちゃんのTシャツを着て、紙袋を下げたかたが来たらどうしようとか、失礼な不安を抱いていたのですが、担当さんの女性も、社長さんもとってもパリな人(?)でちょっと嬉しく、ほっとしたのを思い出しました。
<画像:IMG_0738.jpg>
タイトルは「LARME ULTIME」。”最後の涙”という意味だそうですが、「L'ARME ULTIME」にすると”最後の兵器”という意味になるとか(うろ覚え)。最終兵器彼女ファンだという先の担当さんがものすごく考えてつけてくださったタイトルとのことで、とても気に入りました。ちなみにフランスのネット上では「タイトルの意味が違う!」とマニアの人に怒られたとへこんでらしたので、作者的にはとても嬉しいと伝えるとそれは喜んでいらっしゃいました。
フランスの出版社は漫画はアートの文化としてとても気を使って本を作ってくださるそうです。確かにほかから出していただいている海外版と比べてもとてもきれいなレベルの印刷で、一生懸命さを感じます。 昨年末に白泉社のパーティーでお会いしたやはりフランスのファンだとおっしゃる編集さんもとても熱心な方で、恐縮してしまったのを思い出しました。
いずれにしても、まだまだとても小さいですが漫画という文化が市場として市民権を得ていく方向の動きがあるのは確かなようです。国内の出版不況の中、出版社も少しずつ海外への市場開拓に動いているようですが、漫画家も非力ながらコンテンツをどんな形で製作し発信していくか、考えはじめる時期に来てることは確かですね。国内の問題にしても、海外の問題にしても、ネット時代の著作権保護の問題にしても、漫画コンテンツビジネスは業界全体で戦略を整え方向を見定めていかなくては…ぶつぶつ…なんて、筆が走りすぎました…。
仕事…仕事。
しん